症例集

2016.04.13更新

今回は眼瞼(まぶた)の腫瘍です。眼瞼に発生する腫瘍にも単純なイボのような物から良性腫瘍や悪性腫瘍(癌)まで様々な物が発生します。眼瞼に腫瘤が出来ると、角膜を刺激するので涙や目ヤニが沢山出るようになります。本人が腫瘍を気にして目を擦ってしまい角膜に傷がつくこともあります。
治療法としては全身麻酔下手術で切除する方法や鎮静下でレーザーなどで焼いてしまう方法もあります。表面を切る程度の手術や表面をレーザーで焼く程度の手術は再発することもしばしばあります。
 今回は眼瞼の内側にまで広がっていたので全身麻酔下でしっかりと摘出いたしました。
犬 眼瞼腫瘍 手術前
眼瞼の内側にまで腫瘍が広がって眼瞼が閉じられなくなっています。涙による皮膚炎もひどいです。


犬 眼瞼腫瘍 手術
手術直後です、腫れが痛々しいですが綺麗に摘出できました。


犬 眼瞼腫瘍 手術後
手術から一ヶ月後です 結膜炎と涙による皮膚炎も治り毛もはえてきて綺麗になりました。


眼瞼の腫瘍は高齢動物に多く診られます。年齢的に全身麻酔に抵抗があるので鎮静剤で腫瘍表面の処置のみで様子を見る方が多くいらっしゃいます。腫瘍表面のみの処置では知らず知らずのうちに瞼の裏側にまで大きく浸潤してしまうこともあります。また、悪性腫瘍(癌)であった場合は転移したりして手遅れになる場合もあります。たとえ高齢といえどもしっかり話し合って検査状況に応じて適切な処置をすることが大切です。

犬 眼瞼腫瘍 基本的に日帰り 費用総額 2〜5万円(腫瘤の大きさによる)

投稿者: アプリコット動物病院

メールでのお問い合わせ