症例集

2017.10.18更新

今回は猫ちゃんの抜爪手術のお話です。

猫さんのお爪を摘出してしまう手術です。これには様々な意見が賛否両論あるでしょう。基本的に本院は積極的にオススメします。

猫ちゃんのお爪きり、お利口さんは大人しく切らせてくれるのですが、やんちゃな子は病院でもエリザベスカラーをつけて3人がかりで押さえつけて切ることもあります。暴れて悲鳴をあげる子もいます、猫ちゃんにも非常に大きなストレスとなります。そして爪は切っても当然すぐに伸びてきますので、またしばらくしたら切らなくてはいけません。これを繰り返すのはとても残酷です。

しかし可哀想だからと切らないでいると爪が伸びすぎて肉球に刺さってしまいます(爪とぎが不十分な老猫に多い)。爪は一生に渡って切らなくてはいけないのです。

また、人間側の問題として、ご自宅での爪とぎ行為により、壁紙やソファーなどがボロボロになってしまうという事もなくなります。

 

お利口な猫ちゃんなら良いでしょう、定期的に爪を切る事で何の問題もありません。

しかし、やんちゃな猫さんが大暴れで悲鳴をあげるような爪きりを一生に渡って行うのは、そちらの方が可哀想だと思います、爪をとってしまえば一生苦痛の爪切りから解放されます。

本院が積極的に抜爪術をオススメする理由は、炭酸ガスレーザーの導入によります。

過去、炭酸ガスレーザー導入前は飼い主様の強い依頼があれば電気メスや通常のメス刃で抜爪術を行なっておりましたが、術後テーピングも必要で敏感な指先の手術なので痛みもあります。指も腫れてビッコを引きます。4〜7日入院してました。猫ちゃんにとっても人間にとっても大変な手術でした。

しかし炭酸ガスレーザーを使用して手術すると非常に快適に終わります。

レーザー光線で血管と神経を熱処理しながら手術しますが、正常細胞への熱損傷は最低限に抑える機能があるので非常にスムーズに終わります。ほとんど出血しません。術後の腫れも最小限です。適切に全身投与の鎮痛剤と局所麻酔を併用すれば痛みを最小限に抑えられます。さらに痛みを軽減させるために術後は2日ほどテーピングをします。2泊程度入院が必要となります。炭酸ガスレーザーの導入で抜爪手術は猫ちゃんにも病院にも非常に快適になりました。

猫 抜爪 術後手術直後です、炭酸ガスレーザー手術ならほとんど出血しません。術後は腫れ痛みを抑えるためにテーピングをします。手術後から7日ほどエリザベスカラーをします

つめ爪は一生再生しないように根元から摘出します。

 

よくある質問に、本当に痛くないのか!?と、こちらは手術2日後でテーピングを外した後の様子です。少々腫れはありますが、猫さんはリラックスしてゴロゴロ喉を鳴らし顎を摩ると気持ち良さそうにします。個体差はあるでしょうが苦痛の表情ではありませんね。

猫 抜爪 術後

 

賛否両論ある猫さんの抜爪術ですが、このように炭酸ガスレーザーを使用すればスムーズに終わります。本院では積極的にオススメしております。

猫さんの爪切りでお悩みの方、お気軽にご相談ください。

猫 抜爪手術 費用総額(入院手術退院まで)両前脚両後脚、計18本で8万円弱 

避妊去勢手術と同時手術も可能です。(その場合は避妊去勢料金プラス6万円)

 

投稿者: アプリコット動物病院

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