症例集

2017.10.22更新

今回はあまりにも巨大だった子宮癌の猫ちゃんの症例です。

12歳の猫ちゃんが、お腹が膨れてきたとのことで来院しました。触ってみるとあまりにも腫れているので、すぐに検査となりました。

子宮癌 猫レントゲン画像です。お腹が真っ白です。

こんな状態でも食欲はそこそこある、ということでした。

お腹に水が溜まるとこのように全体的に真っ白に映ります。しかし今回は超音波検査で腹水ではなくなんらかの腫瘤と判明しました。

超音波検査で中身に液体を大量に含んだ腫瘤が確認できました。あまりにも巨大で肝臓 腎臓 脾臓 膀胱 消化管、全ての臓器と接して映るのでどの臓器が発生源か不明である、しかし通常はこのようにあまりにも巨大になっても死に至ることがなく食欲の低下がなく、液体を大量に含む臓器は子宮である可能性が高いので、開腹手術となりました。

猫 子宮腫瘍やっぱり子宮でした。私の手と同じくらいの腫瘍でした。私の手でつまんでるのが正常な方ですね。

尿管への癒着や巻き込みが心配でしたが、なんとか尿管と分離して摘出できました。周囲臓器への癒着もありませんでした。

病理診断は子宮腺癌、平滑筋肉腫でした。癌が血管の中に入り込んでる所見はなく、完全切除できているとのことでした。腫瘍の重さは1kgもありました。体重は4.6kgでしたからおよそ体重の1/4です、人間に例えた10〜15kgの腫瘍となります、、、

今後は抗癌剤はしないで経過観察となりました。

抗癌剤せず無治療ですが、約1年半経過しましたが今も元気に過ごしているそうです。

 

猫 子宮癌 摘出手術 1〜5日入院 費用総額6万〜15万円(腫瘍の大きさによります、非常に小さく通常の避妊手術とあまり変わらなければ6万ほど、今回のように巨大で難易度が高ければ15万円)

 

 

投稿者: アプリコット動物病院

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